DCモータを簡単に基本的な制御ができる強力なモータコントローラです。Pololuが提供する無償ソフトを使い、USB経由ですぐに設定できます。制御入力インタフェースは、USB, TTLシリアル, I2C, アナログ電圧(ポテンショメータ・可変抵抗), R/C無線の5つをサポートしています。このバージョンでは、6.5V~30Vの広い動作範囲と、ヒートシンク無しで連続25Aの電流を供給できます。ピンヘッダーと端子台は、含まれていますがはんだ付けされていませんので、必要に応じて取付けてください。
シンプルモータコントローラは、多用途で汎用的なブラシ付きDCモータ1台を制御するモーターコントローラです。小型のフォームファクターで、広い動作電圧で数百ワットを供給でき、モータ制御するさまざまなアプリケーションに適しています。さまざまなインタフェースに対応しており、PCと直接接続するUSB、組込みで使用されるTTLシリアル及びI2C、R/C制御で使用されるESC(スピードコントローラ)用のR/Cサーボパルス、ポテンショメータ・可変抵抗やジョイスティックを使用するアナログ電圧をサポートしています。そして、さまざまな設定ができ、簡単にブラシ付きDCモータの基本制御できるため、さまざまなプロジェクトで使えます。Windows版の無償設定ユーティリティを使用すると、USBからデバイスの初期設定を簡単にでき、システム内テストやコントローラの監視ができます。
シンプルモータコントローラファミリの全機種と主な違いを次の表にまとめています。新しいSMC G2(シンプルモータコントローラ G2)仕様向けの情報について書いています。緑色の基板のオリジナルSMCからの代替品を探すのに使用してください。オリジナルのSMCは、新しい設計には推奨していません。比較のために下の表に含まれています。
G2バージョン 2018年11月リリース | オリジナルバージョン 新設計へは非推奨 (比較目的のために記載) | ||||||||
![]() SMC G2 18v15 ![]() | ![]() SMC G2 24v12 ![]() | ![]() SMC G2 18v25 ![]() | ![]() SMC G2 24v19 ![]() | ![]() SMC 18v7 ![]() | ![]() SMC 18v15 ![]() | ![]() SMC 24v12 ![]() | ![]() SMC 18v25 ![]() | ![]() SMC 24v23 ![]() | |
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最低動作電圧 | 6.5 V | 6.5 V | 6.5 V | 6.5 V | 5.5 V | 5.5 V | 5.5 V | 5.5 V | 5.5 V |
推奨最大動作電圧 | 24 V(1) | 34 V(2) | 24 V(1) | 34 V(2) | 24 V(1) | 24 V(1) | 34 V(2) | 24 V(1) | 34 V(2) |
最大公称電池電圧 | 18 V | 28 V | 18 V | 28 V | 18 V | 18 V | 28 V | 18 V | 28 V |
最大連続電流 (強制冷却無し) | 15 A | 12 A | 25 A | 19 A | 7 A | 15 A | 12 A | 25 A | 23 A |
USB, TTLシリアル, アナログ, RC制御 | |||||||||
I2C制御 | |||||||||
ハードウェア電流制限 | |||||||||
逆電圧防止 | |||||||||
サイズ | 53.4 x 28 mm | 42.6 x 30.5 mm | 53.4 x 28 mm | 58.5 x 30.5mm | |||||
価格(3) | $39.95(3) | $39.95(3) | $49.95(3) | $49.95(3) | $39.95(3) | $44.95(3) | $49.95(3) | $59.95(3) | $64.95(3) |
コネクタ実装済版 | Yes![]() | Yes![]() | No | No | Yes![]() | Yes![]() | Yes![]() | No | No |
1 絶対最大電圧 30 V
2 絶対最大電圧 40 V
3 2020年1月29日時点参考価格
SMC G2 18v25は、6.5 V~30 Vで動作し、ヒートシンク無しで連続25Aを供給できます。注意:30Vはコントローラの絶対最大です。推奨最大動作電圧は24V、推奨最大電池公称電圧は18Vです。さらに高い電圧(24V電池など)の時は、高圧版 SMC G2 24v12 や SMC G2 24v19 をご使用ください。
使用しているバージョンを確認するときは、USBでコンピュータにつなぐことで、SMCソフトウェアに表示されます。コンピュータ無しで見た目で判断するときは、このバージョンと同じサイズのSMC G2 24v19との違いは、銀色の電解コンデンサの上にある 150 という数字で区別できます。
ピンヘッダーと端子台は、含まれていますがはんだ付けされていませんので、使用するにははんだ付けが必要です。
SMCには、0.1インチの分割できるピンヘッダと、5mmの端子台が2個付属しています。モータとモータ電源を接続するために、端子台を4つの大きなスルーホールにはんだ付するか、その上の小さなスルーホールへ0.1インチピンヘッダをはんだ付けできます。
0.1インチピンヘッダをはんだ付することで、ブレッドボードやプリント基板、0.1インチコネクタで、使えるようになります。最もコンパクトに使うなら、穴にワイヤーを直接はんだ付してください。
USB A-MicroBケーブルがPCとの接続に必要です。(付属していません)
このビデオは、Sharpアナログ距離センサのアナログ出力から直接シンプルモータコトンローラを制御する方法のデモンストレーションです。他の制御ボードやプログラミングは不要です。ビデオは、オリジナルSMCの1つを使用している増すが、新しいSMC G2も同じ機能があります。この例の詳細や、設定ファイル、使用した部品は、 Pololu の デモ blog投稿(英語)を見てください。
SMC G2ファミリは、緑色基板のオリジナルシンプルモータコントローラと比較して、いくつかの改良点があります。
SMC G2コントローラは、オリジナルSMCと同じピンは位置で、一般的な使い方ではそのまま置き換え可能です。ただし、G2バージョンは最低動作電圧が少し高くなります(6.5 V に対してオリジナルは5.5V)。SMC G2シリアルプロトコルは、オリジナルSMCシリアルプロトコルと互換(基本的に上位互換)があり、多くの場合に、マイコンやコンピュータのシリアルインタフェースの祖父箇ウェアはSMC G2を動かすために変更は必要ありません。