Tic 36v4 USB マルチインタフェース 高出力ステッピングモータコントローラは、ステッピングモータの基本制御を簡単に行え、フリーソフトウェアを使用してUSB経由ですぐに設定できます。コントローラは、USB、TTLシリアル、I2C、アナログ電圧(ポテンショメータ)、直交エンコーダ、ラジコン制御(RC)の6つの制御インタフェースに対応しています。8V~50Vまで動作可能で、ヒートシンクまたは強制冷却なしで、1相あたり約4Aまで供給できます(十分な強制冷却ができるときは最大6A)。
MOSFETで構成されたステッピングモータドライバが組み込まれており、ヘッダピンおよび端子台が実装された実装済版 と、はんだ付けされず付属しているキット版
があります。
Ticシリーズのステッピングモータコントローラは、バイポーラステッピングモータの基本制御をさまざまなプロジェクトに簡単に導入できます。用途の広い汎用モジュールで、コンピュータへ接続するUSB、マイコンで使用するTTLシリアルとI2C、ラジコン無線で使用するRCサーボパルス、ポテンショメータやジョイスティックで使用するアナログ電圧、ロータリエンコーダで使用する直交エンコーダの6つの異なる制御インタフェースをサポートしています。無料の設定ユーティリティ(Windows、Linux、およびmacOS)を、多くの設定ができるよう提供しています。このソフトウェアでは、デバイスの初期設定を簡単にし、USB(TicをPCへ接続するためにMicro-B USBケーブルが必要)を使い、コントローラのシステム内テストおよび監視ができます。
次の表はTicシリーズの一覧で、主な違いを示しています。
![]() Tic T500 | ![]() Tic T834 | ![]() Tic T825 | ![]() Tic T249 | ![]() Tic 36v4 | |
---|---|---|---|---|---|
動作電圧範囲: | 4.5 V ~ 35 V(1) | 2.5 V ~ 10.8 V | 8.5 V ~ 45 V(1) | 10 V ~ 47 V(1) | 8 V ~ 50 V(1) |
1相あたりの最大連続電流 (強制冷却無し): | 1.5 A | 1.5 A | 1.5 A | 1.8 A | 4 A |
1相あたりのピーク電流 (強制冷却無し): | 2.5 A | 2 A | 2.5 A | 4.5 A | 6 A |
マイクロステップ分解能: | full half 1/4 1/8 | full half 1/4 1/8 1/16 1/32 | full half 1/4 1/8 1/16 1/32 | full half 1/4 1/8 1/16 1/32 | full half 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128 1/256 |
自動減衰(回生モード)選択: | ✓ | ✓ | ✓ | ||
自動ゲイン制御 (AGC): | ✓ | ||||
ドライバ IC: | MP6500 | DRV8834 | DRV8825 | TB67S249FTG | MOSFET構成 |
参考価格 (キット・ハンダ付け無し): | $19.95 ![]() | $29.95 ![]() | $29.95 ![]() | $39.95 ![]() | $49.95 ![]() |
参考価格 (実装済): | $21.95 ![]() | $31.95 ![]() | $31.95 ![]() | $41.95 ![]() | $51.95 ![]() |
(1) 動作電圧の制限については、製品ページとユーザーズガイドをご覧ください。
Tic 36v4高出力ステッピングモータコントローラ、MOSFETで構成されたHブリッジを使用し、一般的なICドライバで制御できる電流よりも大電流を必要となる大型ステッピングモータを制御できます。それでも、低出力のTicコントローラと同サイズのコンパクトさです。細かい分解能である1/256ステップまでの9段階のマイクロステップモードと、自動混生減衰(回生)モードを含む電流減衰(回生)モードをサポートしています。Tic 36v4は、8V~50Vまで動作可能で、ヒートシンクまたは強制的冷却なしで、1相あたり約4A(十分な追加冷却時は最大6A)まで連続して供給できます。
実装済版は、はんだ付けされたコネクタ付きで販売されており、使用するためにはんだ付けが不要ですぐに使い始められます。キット版は、スルーホール部品をハンダ付けする必要があります。